2005年 09月 28日
旅するジーンズと16歳の夏
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ちがう場所、ちがう経験、ちがう悩み、ひとつの気持ち
原題 :THE SISTERHOOD OF THE TRAVELING PANTS
製作国:アメリカ
製作年:2005
配給 :ワーナー
Cast
アンバー・タンブリン Amber Tamblyn
アレクシス・ブレーデル Alexis Bledel
アメリカ・フェレーラ America Ferrera
ブレイク・ライヴリー Blake Lively'
Story
母親たちが知り合ったマタニティ教室。それが4人の絆の始まり生まれる前から同じ場所で同じ時間を過ごし、生まれてからもずっと一緒に、同じ気持ちを分かち合ってきた4人。自由奔放なブリジット、内気なリーナ、皮肉屋のティビー、情熱的なカルメン。性格はまったくバラバラでも、お互いに誰よりも分かり合っている大切な存在。つらい時も4人でいたから乗り越えてくることができた。
カルメンの父親が家を出ていった時も、10歳以上も年の離れた弟の誕生にティビーが憤慨した時も、そして、ブリジットの母親が自ら命を絶った時も……。他人には心を閉ざしてしまうリーナも、彼女たちと一緒なら自分らしくいられる。そんな4人が初めて別々に過ごすことになった16歳の夏。
リーナは祖父母の住むギリシャへ。カルメンは別れて暮らす父親のもとへブリジットはメキシコでのサッカー・キャンプに参加。ただ一人、夏休みの計画がないティビーは、地元のスーパーでバイトをしながら、人生の惨めさを綴ったドキュメンタリー映画(ミジメンタリー)を製作することに。
それぞれの夏休みに向けて出発する前日、4人が古着屋で見つけた一本のジーンズ。それは、性格も違えば体型も違う四人全員にぴったり合う不思議なジーンズだった。このジーンズはきっと幸運をもたらしてくれるはず!――離れ離れの夏の間、彼女たちは4人で一本のジーンズを順番にはくことに決め、それぞれの夏へと旅立った。
ギリシャ・サントリーニ島から、ジーンズとともに届いたのは、ギリシャ語がうまく話せずますます内気になるリーナからのあまり芳しくない近況。ジーンズのせいで溺れかけ、通りかかった青年の船に助けられたものの、ひどく居心地の悪い思いをしたリーナ――「ジーンズの魔法なんて幻想だったかもよ」。
地元に残ったティビーのもとへジーンズを届けたのは、近所に住む見知らぬ女の子。ただでさえ、スーパーの店長に文句を言われながら品出しをする惨めな日々に加え、いつの間にかドキュメンタリー映画の助手に収まってしまった、この小生意気な女の子が、ティビーの神経を逆なでする――「この子もジーンズと一緒に送っちゃいたい」。
カルメンへ送られたジーンズは、父親の新居へ転送された。父と二人で過ごす夏を、心の底から楽しみにしていたカルメンが知らされたのは、父の再婚。すでに新しい家で、新しい家族と暮らし始めていた父は、カルメンの期待を粉々に打ち砕いた――「ジーンズの効果は何もなかった。あんたには幸運をもたらすといいね」
メキシコでは、ブリジットがジーンズの到着を待ち受けていた。いつも自信に溢れ、自分の決めた道を突き進むブリジットは、サッカー・キャンプでもコーチとの恋を手に入れた――「幸せな出来事のはずなのに、むなしいのはなぜ?」。
そして、ジーンズは再びギリシャへ。旅するジーンズが見届けるのは、リーナに訪れる苦悩、ティビーが受け止めなければならない悲しみ、カルメンの怒り、そしてブリジットの心の闇……。彼女たちの夏はまだ始まったばかり――。
旅するジーンズの11か条
第 1 条 ひとりが使う期間は一週間。
第 2 条 はいている時は鼻をほじらない。 掻くのはよし。 ちょっとなら。
第 3 条 すその折り返し禁止(ださいから)
第 4 条 シャツをジーンズにインするのも禁止。
第 5 条 別の人へ発送するとき付ける手紙に、 着用時の出来事を詳しく書く。
第 6 条 そして再会した時に、 ジーンズにその出来事を記録。
第 7 条 はいている本人以外が脱がせてはいけない。
第 8 条 絶対洗わない。
第 9 条 はいている間は体型を気にしない。
第 10 条 ジーンズは“愛”と同じ。
第 11 条 緊急事態なら、順番に関係なく必要なものを優先させること。
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by chocobopapa
| 2005-09-28 01:02
| New Cinema